名古屋道楽研究所

名古屋在住の一家が生活や趣味のことでわからないことや困ったことをしろうとなりに研究していくブログです.

VW LUPO GTI リフレッシュ計画⑤ その1

ルポ持病の窓落ち修理

 ちょっとずつですがブログへのアクセスも増えてきて俄然やる気はあるのですが,時間がなくなかなか記事が書けないでいます.時間はつくるものと気分を入れ替えてパソコンの前に座るも,今度は違うことを調べたりでなかなか記事作成までいきません.

 前置きはこれくらいにして前回のブログで予告していたルポの持病である『窓落ち修理』をしましたので,これをご報告したいと思います.そもそもうちのヒポくんことVW LUPO GTIは,買ったときから運転席側の窓が壊れていました.ウインドウレギュレータが破損していて,そのままでは窓が一番下まで落ちてしまう状態でした.前の所有者の方は,そのため鏡や冷蔵庫とかに吸盤で張り付けるフックのようなものを窓に張り付けて落ちないようしていました.それでも運転しているとその吸盤が外れて窓が開いてしまうし,そもそも窓が開けれないのはかなり不便なので大変そうでしたが修理をすることにしました.今回の作業は長くなりそうでしたので2部構成でいこうと思います.

内張外し

 今回のウィンドウレギュレータを修理するには,内張を外す必要があります.実は運転席側は,前の所有者の方が途中まで修理して諦めた形跡があります.そのため車内にいくつか部品の残骸が残されていました...助手席側のパワーウィンドウは動きませんが,これも前の所有者の方が壊れるのを恐れてスイッチのコネクタを外してあるだけですので,つなげば耐久性は別にして動くようです.

 今回内張を外すのに新たな工具を購入しました.ASTRO PRODUCTSの11PCリムーバーセットです.これまでもオーディオ周りを外すものは持っていたのですが,たまたまASTRO PRODUCTSのお店の近くに行ったので,これからLUPOの修理で結構必要になるだろうと思い購入しました.

 

 今回内張外しに使った工具は,下の写真のものになります.ブログ用にと撮った写真ですが,工具の上下がバラバラでした.見づらくてすみません.今回購入したものが左で,その隣の黄色のものはかなり使い込んでいますが主にオーディオ周りに使っていました.一番右のものは,ピラー等の内張をはがすのに使っているものです.黄色のものはエーモンのものでずいぶん昔に購入したものですが,非常に使いやすく気に入っていましたが,残念ながら先端の一部が欠けています.今回こちらを再度購入しようか悩みましたが,ASTRO PRODUCTSの数の多さに負けました.エーモンのものは,少しパッケージが変わっているようですが,今でも購入できるようです.右の水色のグリップのものは,ドライバのような柄がついていて,比較的力をかけなければいけない場所に使っています.こちらはまだ現役で売られているようです.

 

 

 外す前に現状を確認.まず汚れがところどころにあるのは掃除するとして,内張が最初から外れかかっています.LUPO内張は上下に2分割されているのですが,どちらも外れそうです.特に上側の内張はかなりずれている状態です.どうしてこうなっているかは,外しながら調べていきます.

運転席側のドア内張の状態

ドアと内張の間が開いた状態

 下側の内張は下部がトルクスねじで止められているはずですが,プラスのねじでしまっているようです...気にせず外していきます.(ちなみに助手席側はトルクスでした)ねじを外して下向きに回す様にすると内張が外れます.内張の中の樹脂のシートのようなものは,作業のため穴を開けたのでしょう.マスキングテープで補修されていました.

下側はトルククスのはずが...

マスキングテープのようなものでとめてありました.

 続いて上側の内張を外していきます.まずハンドルの裏側にあるボルトを外します.外す前にカバーを外していきます.写真にあるように下側のボルトの左側(運転席側は)のところに内張を外すための差し込み穴があるので,ここに工具を差し込んで外します.外せたらボルト,パワーウインドウスイッチ,ロックハンドルからケーブル等を外すと上側の内張も外せます.

ドアハンドルの下に差し込み穴があります

上下内張を外したところ

 内張を外してまず目につくのがスピーカーの劣化.加水分解っていうんでしょうか?エッジの部分がボロボロです...手で触ると朽ちていきます...ちなみに助手席側も同じ状態です.今後,スピーカーそのものを交換するのか,エッジのみを交換するのか検討していこうと思います.音を考えるとスピーカー交換が望ましいですが,研究テーマとしてエッジ交換もチャレンジしてみたいですね.

スピーカーは残念な状態...

ウィンドウレギュレータの確認

 今回窓落ちを修理するにあたり2つの方法があります.ウィンドウレギュレータの交換と破損しているクリップの交換.(事前のネットリサーチによりこの部分が壊れているのは間違いないと思っていました.)ウィンドウレギュレータを左右交換するとどんなに安くても2万円オーバーは避けられません.(もちろんモータは再利用です.)

 そこでクリップのみを交換することとしました.今回使用したのは下記の商品です.海外からの発送のようで届くまでに日数がかかるため事前に注文してありました.

 

 ウィンドウレギュレータを外して作業に入ろうとして,ふとおかしな部分を発見してしまいました.レギュレータとドアパネルは数か所のボルトで留まっているのですが,写真の場所は,本来レギュレータ側についていなければならないボスが針金で申し訳なさそうにドアパネルについています.これでは本来の締結の意味はなしていないでしょう.分解すればするほど問題点が出てくるうちのLUPOですが,今更レギュレータごと交換するのも癪なので修理することとしました.

 というわけで,思った以上に時間がかかりそうなので,その2に続きます.(その2で終わればよいですが...)

本来レギュレータについていなければいけない部品が...