名古屋道楽研究所

名古屋在住の一家が生活や趣味のことでわからないことや困ったことをしろうとなりに研究していくブログです.

VW LUPO GTI リフレッシュ計画⑥

水温センサー修理

 さて少し前に修理をした水温センサーの修理についてブログに書こうと思います.前回の窓落ちと同様,欧州車とかにはいわゆる『持病』というものがあります.その車種では,ほぼ100%とは言わないですが故障が発生するもののことを指して呼ばれるものです.この水温センサー故障もLUPOというかこの時代のVWではよく発生する故障のようです.今回は水温センサーに加えてサーモスタットも念のため交換しようと思います.では早速修理について書いていこうと思います.

アンダーカバー取り外し

 LUPO GTIで水温計を交換するためには,当然クーラントを抜かなければいけないのですが,ラジエターにはドレーンがついていないのでロアホースを外して抜く必要があります.そこにアクセスするためにはアンダーカバーを外す必要があります.そのためジャッキアップしようと思ったのですが,ここでフロント側のジャッキアップポイントが良くわかりません.ヤフオクで購入したサービスマニュアルもどき?を調べると下図の場所とあり,トライしてみましたが少し強度が足りないように思い不安になったので足回りの付け根の別の場所でジャッキアップ.後から考えるともう少しサイドの部分に強度がある部分があり,そこでジャッキアップすべきだったのか?わかる方がいらっしゃれば教えて頂けると助かります.

フロントのジャッキポイント

 ジャッキアップにてこずりながらもなんとかウマをかけることができたので,アンダーカバーを外そうとして愕然としました.ボルトが一本しかついていない...おそらく下穴のついたクリップとかいろいろ無くなっておりここしかつかなかったのでしょうが,いつ落ちてもおかしくない状況で恐ろしくなりました.また中央の部分がヒットしており割れていました.これは今後FRPとかで直していこうと思います.外したアンダーカバーを見てみると結構オイルがついています.エンジンとミッションにもオイルがにじんでいる感じがありますが,相当清掃していなかったのかよくわからないので綺麗にして様子を見てみようと思います.漏れ箇所がわかれば修理していこうと思います.

 ところで今回所有しているアストロプロダクツのリジットラック用のラバークッションを購入しました.そのままだとうまをかけたところが凹んだりする時があるのですが,クッションを使うとエッジの部分があたるところが凹んでいるのと,付属しているゴムよりもクッション性があるので使用しました.使用感は,なかなか良い感じです.耐久性は直接車両を支える部分にゴムで挟んでいるので消耗品的なイメージでしょうか.これまで恐る恐るウマをかけていた方は使ってみては?

アンダーカバーの破損部分


水温センサーとサーモスタット交換

 アンダーカバーが外せたのでラジエターのロアホースを外してクーラントを抜きました.クーラントとの廃液は適切に処理しなければいけないので皆さんも注意して下さいね.続いてサーモスタット,水温センサーを外していきます.写真は撮ったのですが周りが込み入っていてピントがしっかり合いませんでした...なので取り外し写真はなしで.今回使用したのは下記のMEYLE製の87℃のものを購入.水温センサーは,いろいろ調べましたが人柱として一番安いものをチョイス.これには,Oリングがついていないので,ほぼセンサーの半値ぐらいするFEBI製のOリングを別で購入しました.それでも水温センサーとOリング合わせても最安値ではと思います.ちょっと怖い気もしますが,道楽研究の一環としてトライすることにしました.

 荷姿は下のような感じです.真ん中がセンサーですが明らかにサーモスタットに比べ適当な感じです.サーモスタットの本体には87℃とプリントされていました.取り外した方にはボディーに何もプリントなし.ですが,本体のスプリングの中心の真鍮の棒の部分に88°と刻印がありました.何度のサーモスタットが正解かはわかりませんが,とりあえず大外しはしていないのではないかと思い付属のOリングごと交換しました.

こんな感じで送られてきます.

新しく購入したサーモスタット

 水温センサーを取り外したものと比較しました.見た目は純正のエンブレムの刻印等がない以外は似たような形状になっています.Oリングは古い方が四角い断面になりかけており交換するのが正解のようです.こちらも組付けてラジエターホースをつけてクーラントを入れていきます.今回クーラントは適当なものを入れました.というのもタイミングベルトも近々変えようと思っているので.一通り水回りを組み付けて(アンダーカバーは後回しとして)試運転していきます.

新旧水温センサー比較

試運転とまとめ

 おそるおそるエンジンをクランキングすると今まで動かなかったり,動きが不規則だった水温がちゃんと動くようになりました.しばらく走ってクーラントを補充して様子を見ていますが大丈夫なようです.また1つうちのルポがリフレッシュされました.

水温は90℃ぐらいで安定

 まとめです.前回のウィンドウレギュレータの修理の際にまとめを忘れていましたのでその分も含めて.前回のウィンドウレギュレータのクリップが4個で2604円,今回の水温センサーが550円,Oリングが200円,サーモスタットが1620円でした.ここまでのリフレッシュ費用総額は,13588円となりました.

 次回は,エンジンオイル交換をしたいと思います.(最初にやれよって感じですが...)